マイクロストラテジーがナスダック100指数に参加、ビットコイン関連株がマイルストーンを迎える

ナスダック100指数の年次再編結果が発表され、自称ビットコイン開発会社のMicroStrategy（MSTR）がこの指数に組み入れられ、75社の最大の非金融会社の1つとなりました。この動きはナスダック100指数のビットコインへのエクスポージャーを大幅に増加させ、同時にMSTRが数十億ドルの受動的投資の注目を集めることになります。

現在、ナスダック100指数に追跡されている企業には、アップル、エヌビディア、マイクロソフト、アマゾン、Meta、テスラ、コストコなどの市場をリードする企業が含まれています。あるベテランアナリストは、MicroStrategyがこの指数に組み込まれることが、2024年にアメリカで上場予定のビットコイン現物ETFに次ぐ重要なニュースになる可能性があると考えています。これによりMSTRにはより多くの買い手がもたらされるでしょうが、同社は市場価格での発行を通じて株主の権益を希薄化し続ける可能性があります。

アナリストは、MSTRのこの指数における比率が0.47%に達し、48番目に大きな保有株になる可能性があると予測しています。これは、この指数を追跡するETFを通じて、約21億ドルの資金がMSTRに流入することを意味します。しかし、MicroStrategyの価値が実際のビジネス運営ではなく、そのビットコインの保有量から主に来ているため、指数への組み入れの地位は長く続かない可能性があるとの警告もあります。

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MicroStrategyは2020年中頃からインフレヘッジのためにビットコインに投資を開始しました。会社は最初に現金で取得を行い、その後は株式や転換社債の発行に転じて購入力を強化しました。2024年11月8日現在、会社は423,650ビットコインを保有しており、総購入価格は256億ドル、平均コストは1枚あたり60,324ドルです。

会社は「BTC収益率」という概念を導入し、ビットコインの取得戦略の効果を測定しています。この指標は、会社が保有するビットコインの株式あたりの数量が異なる期間におけるパーセンテージの変化を反映しています。最近、MicroStrategyのBTC収益率は急速に上昇しています。

ナスダック100指数は1985年1月に設立され、ナスダック株式市場に上場している100社の最大の非金融企業で構成されています。この指数は毎年12月に再調整され、さまざまな金融商品のベンチマークとなっています。今回の指数再編は12月23日の開市前に発効します。